前回のおさらい
東京での体外受精をめざし、新橋夢クリニックとリプロダクションクリニック東京の2つを視察に行ったみどり(妻)とサブボス(夫)。
結論としては、低刺激かつ保険適用の治療を行っている新橋夢クリニックに通うことにしました。
新橋夢での不妊治療。待ち時間が長い
新橋夢でも一通り検査をしました。
結果は今まで通りと同じで、みどりさんはAMHがやや低め、サブボスは運動率と濃度が低め。
新橋夢まで電車で通うことになり、みどりさんは待ち時間や電車でPC開いて仕事しながら待つということもありました。
一度2人で病院へ行ったときは、「会社のPC持ってかないでね」と言われサブボスは持っていかなかったのにみどりさんはしっかりと持って行って仕事していました。自分が仕事したいのではなく、サブボスに仕事をしてほしくないんでしょう。この辺りは不妊治療始まった初期から変わりません。
新橋夢は診察時間の予約が無いので、待ち時間が長いです。しかもあっさり順番抜かされます。何か理由があるんでしょうけどね・・・
ただ、人は本当に多いです。保険適用になって人が増えたのかどうかはわかりませんが、席に座れない日もたびたびあります。
有名で人気のクリニックに来る、という目的で選んだので、ある意味正解かもしれません。
体外受精3回目 ミグリスは天使か悪魔か
そしてとうとう、体外受精を行う日がやってきました。
検査とかは正直今までのクリニックと大差ないです。この日のために東京まで通ってきたのです。
当日は、クリニックに着いたらみどりさんとサブボスは別行動。
サブボスは、呼ばれたら5階?の採精室へ向かいます。一通り説明を受け、入室。
いつも通り、これまでの不妊治療での出来事を思い出します。この日のために・・・と精神を統一します。
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いつも大事ですが、今回はサブボスの数値がいつも以上に大事になってきます。
それは、ずばり「ミグリス」のためです。
ミグリスとは、精子を選別装置、調整装置のことです。
体外受精や顕微授精の前に、精子を調整するのですが、その方法は色々あるようです。
密度勾配遠心分離法、洗浄濃縮法、swim up法などは、結局のところ遠心分離で精子を選別してるため、精子が物理的なダメージを負ってしまう、と。
そこで、詳しくはもちろんわからないのですが、特別な装置「ミグリス」という装置を使うと、他の方法よりも有意に運動率が高い精子が選別できるようです。
しかし、逆に調整後の精子濃度は他の方法よりも下がってしまうみたいです。つまり、元々ある程度の濃度がなければミグリス法は数が減ってしまい逆効果、ということみたいです。
そのため、新橋夢クリニックは調整前の精子濃度と量を見て、一定以下だとミグリスは使わない、という方針です。
そのため、サブボスの実力値にミグリスがかかっている。精子へのダメージの有無が決まってくるわけです
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結果はミグリス可、と。
漢方が効いたのかサプリが効いたのか、これまでの努力が報われました。無事ミグリス法で調整することができるようでした。
みどりさんと合流。
卵子は6個も取れたようです。
卵子も成熟レベルというものがあり、成熟した順にM2,M1,GVと呼ぶみたいです。
今回はM2が2個、M1が2個、GVが2個という感じで、M2が2個も採れたからいいのかな?と安心しました。これらにミグリス法で調整後の精子を顕微授精し、受精卵にします。
その後、無事成長できるか。「胚盤胞」という状態まで育つと、体内に戻せるようですがいくつそこまで育つか・・・結果を10日後に聞きに来ます、ということでこの日は終了。
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