まとめ
さっと読めるミニ書籍(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ))というもの298円だったので購入。
内容は凄くシンプルで、自分の目標を立てましょう。目標のために仕事や家での時間をうまく使いましょう、そのために細かい時間術も参考になるものを書いておきます、という内容です。
なかに、「コンパスと地図」「鳥の目と虫の目」という単語がでてきます。書き直すと、コンパスと地図(鳥の目)と、細かい時間術(虫の目)となります。
コンパスとは、文字通り自分の進みたい方向のこと。
地図とは、効率よくゴールをたどり着くことのできるための手段のこと。
時間を何に使いたいか定め(コンパス)、そのために仕事や家での時間をどううまく使うか(地図)がカギとなる、ということです。一方で、虫の目は、もっと細かい時間術のことです。
鳥の目によって時間をどう使いたいか、どう向き合うかを見たあと、虫の目で細かい方法論を突き詰めていく、という順番が大事だと主張されています。
淡々としたシンプルな文章ゆえに、読みやすいです。特に五章の時間術の所は簡潔ですが色々書かれているので、何か時間術を試したいなーと思った時に辞書代わりにも使える一冊。
筆者
通道小平 さん
仕事で鍛えられた人。年商数十億円の事業を立ち上げサラリーパーソンを卒業。
IT企業と貿易会社を経営しながら読書と執筆を楽しんでいる。(原文ママ)
たくさん書籍を出されています
構成
一部 時間のコンパス ・・・・・・ゴール設定 (鳥の目)
二部 仕事時間の地図 ・・・・・・行動設定 (鳥の目)
三部 家時間の地図 ・・・・・・・行動設定 (鳥の目)
四部 時間をうまく使いこなす方法 (鳥の目)
五部 時間術 (虫の目)
六部 時間の約束
ポイント紹介
五章の「時間術」は、淡々と時間を節約する方法が色々と書かれています。淡々と書かれてるので、共感とかは期待できないです。が、色々書かれているので辞書代わりに何度も読み返すのがいいと思います。筆者も、(本書に限らず)時間術の本は本棚に複数入れておいて何度も読み返すのを推奨しています。
あきらめる
やらなくてはいけないことは3つしかありません。
1.会社に要求されている仕事
2.家の仕事
3.自分のゴールに向かうための行動目標
この3つは絶対にやらなくてはなりません。逆に、他のことを基本的に人並にやることは無理だ。
という主張です。非常にシンプルです。欲張ってアレもコレもやろうとすると全てはできません、自分のやらなくてはならないこと(3は自分のやりたいこと)だけをやろう、ということです。
ちなみに筆者は1(会社に要求されている仕事)に関しては、朝「やらなければ帰れないこと」をリスト化して、それをAMで終わらせる、自分のゴールに繋がらない仕事は受けない、と書いています。なかなか難しい気がしますが、自分の人生は自分で決める。他人に遠慮せず自分の目標に向かって行動するためには、これくらい割り切らないと成り立たないのかもしれません。
時間の約束
自分との約束を立て、習慣化しましょう。
・ゴール
ex.英語を習得したい
・行動目標
ex.英語学校に通い、宿題を完璧にやる
・3つの約束
ex.1.定時に帰るため午前中に「今日の仕事」を終わらせる 2.学校の無い日は家に帰ったらすぐに家事をやって22時には勉強でいるようにする 3.土日は朝7時から9時まで2時間勉強する
これを1日最低3回読み返す、ということです。
人はすぐに自分の目標を見失ってしまうものですからね。こうやって日常的に自分の原点を確認すれば大きな目標を見失うことはないでしょう。
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