(書評)あなたの1日を3時間増やす「超整理術」

 まとめ

突然ですが、「整理」と「整頓」の違いって分かりますか?

整理とは、不要なものを取り除くこと。
整頓とは、必要なものを使いやすいように配置すること。

本書は、どっちかというと「超整理整頓術」というタイトルだと思って読んだ方がしっくりくるかもしれません。

「デスク周りに必要なものは20個だけ」「情報を1か所に集約していつでも取り出しやすくする」など、身の回りの整理整頓が自分の時間を増やすことに繋がる、という本になります。

前半は、
身辺の整理が時間短縮に繋がるとか、隙間時間にやることはリスト化しましょう、というノウハウ的なことが書かれており
後半は、
自分の価値を高めていこう、というノウハウを越えた意識づけ的なことが書かれています。

身辺やPCの中の整理から始まり、あらゆることを短時間でこなし時間を確保する。
更には確保した時間で自分の価値を高めることにも繋げていこう、という前向きなサイクルを作っていくための1冊。

筆者

高嶋美里 さん
小さいころから時間効率を追い求め、大学卒業後は予備校講師、ウェブデザイナーなどのあと、インターネットビジネスで月収5,000万円を達成し法人化。
・・・らしいです。

凄すぎて想像つかない経歴ですが、育児やお子さんの心臓病などで苦労されているなか、時間のない中でこうした成果をあげられている凄い人・・・という感じで頭が下がります。

http://takashima-misato.com/profile.html

構成

14個の章に分かれています。
1日1章。14日間で14個のノウハウを読み終えるころには超整理術が身に着く、という構成。

初版:2014年2月

ポイント紹介

1日目 デスクの整理

筆者の主張は、「デスク周りに必要なものは20個だけ」
職種にもよるでしょうけど、これはかなり少ない数字に感じました。

といっても、こういうのはアレンジしないで書かれた数字通りやってみないと効果がわからないもの!ということで、サブボスも早速会社のデスクを整理してみました。

【絶対必要】
・PC ※ケーブル類はカウントせず
・ディスプレイ×2 ※1つとカウント
・キーボード
・マウス
・ボールペン(黒)
・ノート
・マイク ※オンライン会議で使う
・携帯の充電器
・移動時に使う布バッグ
9個。

【たまに使うもの】
・ボールペン(赤)
・ラインマーカー
・油性ペン(黒)
・油性ペン(白)
・はさみ
・のり
・クリップ
・ホチキス(予備の芯含む)
・書類受け
・電卓
10個。

【たまにしか使わないけど、なくせないもの】
・印鑑+印鑑用インク(ほどんど電子印ですが、一部紙で回すものがあるため必要)
・名刺入れ
・名刺ケース
3個。

デスク周りを整理したときは「20個なんて無理無理!」と思いながら諦めて整理したので、結局何種類あるか調べずに終えてしまいました。

が、改めてこうやって記事を書きながら必要そうなものを数えたら20個くらいに収まりそうですね。
ほとんど使わないはさみとかのりを無くして、頂いた名刺も電子化しちゃえば更に減らせそうですね・・・

もっと精進します。

4日目 スケジュールへ落とし込む

本書では、1日にこなす仕事で30分以上かかるものは全部スケジュール帳に書いてしまいましょう、としています。

そうして自分の行動を次から次へ予約することで、他に気を取られることなく仕事に集中し、時間内に終わらせる意識を働かせることができます。

また、5分で終わる簡単な仕事はリスト化しておき、スキマ時間に行うか、5分の仕事を6つ束ねて30分1setとしてスケジュール帳に書き込むかすることがおすすめされています。

9日目 自分の時間を把握する

これは時間を大切にしましょう系のいろんな本に書かれています。

自分の1日の行動を記録して、何にどのくらいの時間を使ってるか把握しなさい、と。

記録しない状態で、「昨日なにした?」と考えたときに、筆者は「空白の時間が5時間程度あるはず」と書いています。

5時間もあるかどうかは置いておいて、これは本当に大事だと思います。サブボスも始めました。
お金で言う家計簿のように時間の使い方を見える化することで、自分が何に時間を使っているか、目標に向かって時間を使えているか把握して見直すことができます。

今はアプリでも簡単に記録できるので、やってみることをオススメします。記録するだけで「いかんいかん、今時間を浪費してる」という意識が働いて時間を大切にする気になります。

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