前回のおさらい
注射が原因で手術をすることになったみどりさん(妻)。
その間はもちろん不妊治療は中断。
無事手術を終えることができ、再び体外受精に向かうのだった・・・
不妊治療が保険適用に
再び体外受精をすべく、Dクリニックへ。
1回目の治療時と決定的に違うことがあります。なんと2022年4月から不妊治療が保険適用になったのです。
2022年2月の1度目の体外受精を終了後、サブボスは助成金の申請をしました。
県での申請と市での申請を行うため慣れない書類を作成したのですが、まあまあ手間でした。
・・・と言っても頂ける助成金の額が大きいので手間なんて言ってられないのですが。
今度はなんと保険適用に。もともと支払う金額自体が減るので、助成金申請の手間もなくなるし、合計で支払う金額も凄い減ります。素晴らしいです。
が、体外受精においてはいいことばかりではないようです。Dクリニックの先生に話を聞くと、
体外受精が保険適用になったことで、治療における通院回数や使用する薬などの量も国で決められたものになる、とのこと。
つまり、サブボス的理解では、今まで個人個人に合わせて薬を多めに処方していた人もいたけど、保険適用範囲内では、みんな画一的な最低限の治療しかできなくなった、ということ。
もちろん不妊治療適用外で受ければ、これまで通りの治療が受けられるみたいです。
保険適用で受けますか?どうしますか?と問われます。
答えは「保険適用でお願いします」となりました。
適用外で1回目やってもダメだったので、適用内でやっても確率は変わらないんじゃないか、と思ったからですね。
体外受精の準備
とはいえ、保険適用内でも注射はあります。
ただ、1回目にやったのと違って打ちやすい注射になったし、量も回数も減った感じです。
病院もほとんど通わずに(うろ覚えですが、回数も決められているはず)本番を迎えることになりました。
体外受精当日
前回同様、サブボスは採精を行います。採精室ももう慣れており、精神的な余裕すらあります。
しかし、採精を終え、待つこと30分。再度呼ばれます。
サブボス「???」
なんと再度採精室へ促されます。「あの・・・さっきやったんですが・・・」と言いかけた時、案内してくれていた看護師の方が、人差し指を顔の前に持ってくる「黙れ」ポーズで遮ってきます。
サブボスは訳も分からず、再び採精室へ。
「さっきのがいまいちだったからか・・?いや・・・?でもそれ以外あるか?」
と、混乱してしまします。焦っています。
しかしそこはサブボス。「いまやることはただ一つ!」
でも連続も連続で、苦しみながらなんとか無事に終えます。
みどりさんと合流し、診察時に先生に話を聞くと、もう少しで顕微授精じゃなく体外受精でできそうな値になりそうだったから2回採らせてもらいました、とのこと。本当ですかね・・・?
結局は今回取れた卵胞4つとも全部顕微授精。2日後の電話を待ちます。
結果は×。病院を再度変えることに
2日後、培養士さんから電話を貰います。
結果は×。
なんと、顕微授精の際、卵が変性してしまって上手く受精できなかったとのこと。
とにかく、今回は移植にすらたどり着きませんでした、ということになります。
変性とはなんでしょうか・・・先生に聞いてみるか・・・。
週末、診察を受けに行きます。
先生は、受精卵が上手く育たずダメでした、と。
あれ?変性は??
最後まで変性については触れられず、終了。先生の診察の後、看護師さんと今後の方針を相談する場があったので聞いてみます。
「変性があってダメだった、て培養士さんから電話貰った時は言ってたんですが・・・」
看護師さんは、当日電話してくれた培養士さんに話を聞いて戻ってきました。実際は変性してたみたいです・・・とのこと。
これにみどりさんは腹を立てます。
培養士さんと先生の言うことが違う!変性したっていうと顕微授精させる時に失敗したっぽいから先生は隠したかったんじゃないのか!こんなクリニックはもう来ない!
・・・もちろんその場では言いません。家で言ってました。
・・・・・・・・
こうして、2回目の体外受精もダメでした。
保険適用になって金銭的な負担は小さくなりましたが、Dクリニックへのちょっとの不信感が募った悔過に。
みどりさんは「東京の有名な病院へ行く!もう遠くてもいい!!有名なところの方が絶対成功する可能性高いはず」得意のインターネット調査を始めました・・・
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