不妊治療028_体外受精の準備

不妊治療

前回のおさらい

不妊治療027_体外受精のためクリニック変更

体外受精をするため、県内の遠目のクリニックに通うことにしたみどり(妻)とサブボス(夫)。

試しに来てみたDクリニックは、家の近くのAレディースクリニックと比べ設備が段違いに凄く、すぐにDクリニックに決めてしまうほど。

Dクリニックで一通り検査を終え、体外受精がついに始まるのであった・・・

体外受精の準備~注射が大変

体外受精とは何か?をサブボス的におさらいすると、女性の身体から卵を取り出し、男性の身体から精子を取り出し、体外で受精させできた受精卵を女性の身体に戻す、という方法(間違ってたらすみません)。

人工授精と違うのは、体外に卵を取り出して受精させるという点。人工授精と違って精子と卵が確実に出会うことになるし、受精卵が順調に胚盤胞に成長したのを確認してから女性の体内に戻す、という点で妊娠の確率は高まります。

確率は、30~50%程度だったかと思います。(人工授精は10%程度)

妊娠できる確率は高まりますが、その分お金もかかるし、主に女性側の身体への負担は大きいです。卵を体外に取り出す採卵という過程では非常に痛みを伴うようで、全身麻酔の場合もあるよう。

サブボスは男なので体験しませんが、話を聞くだけで痛そうです。

で、その採卵できる卵胞を増やすため、みどりさんは日々注射を打つことになりました。
通常であれば、妊娠できるくらい成長する卵胞は1つ。でも、体外受精では成長できる卵胞を多く体外に取り出せる(可能性がある)ため、受精卵をたくさん用意できるので有利。
そのため、薬を使って卵胞をたくさんできるようにしましょう、ということ。この辺がいわゆる高刺激or低刺激というやつで、薬を使って卵胞をたくさんにしましょう、というのが高刺激と呼ばれる方針で、自然にできる卵胞で勝負しましょう、というのが低刺激と呼ばれる方針です。

Dクリニックは高刺激寄りのクリニックだったので、みどりさんは毎日セルフで注射をお腹に打ちます。病院で注射の打ち方をレクチャーしてくれますが、ただ打つだけでなくて薬剤を混ぜてとか空気を抜いて、とか少し複雑。クリニックのHPに動画で説明されていますが、結構大変です。

毎日薬を混ぜて、注射をして、結構痛そう。サブボスは、というより世の男性はこの痛みと戦ってくれる女性の方に感謝の気持ちを持ちましょう。

ちなみに、注射の打ち方を教えてもらいに行ったり、薬がどれくらい効いてるか検査を受けるため、毎週のようにみどりさんは病院へ行くようになりました。

薬は検査のたびに量を調整される感じですね。ホルモンの値かな?を見て、高ければ薬を減らして低ければ薬を増やすという感じで調整が入ります。

異常発生。注射で歩けないほどお腹が痛い。

注射を打って1週間くらいでしょうか。みどりさんに異変が起きます。

お腹が痛い、と。しかも、おへそから膿が出る、と。

毎日注射をお腹に打ってるので、そのせいか。大丈夫かな・・・?卵胞が多く育ってるからかな?くらいの認識だったのであまり気にしませんでした。

次にDクリニックに行ったとき相談してみても、事例があまりないのでしょうか。経過観察しましょうか、あまりに痛い場合は注射中止しましょう程度で終わってしまいました。

心配です。が、早く妊娠したいという気持ちから、注射を中止するという決断ができません。

その数日後、日曜日の夜みどりさんがお腹の激痛を訴えます。慌てて車で近くの総合病院の夜間緊急外来に急ぎます。

みどりさんはしきりに妊活してるのにX線していいのかな?と心配しています。

待つこと1時間くらいでしょうか。やっと診察に呼ばれて色々検査しても、この場ではよくわからん、と。改めて皮膚科に行くことになりました。

みどりさんは翌日以降も歩けないほど痛くなり、何とか生活を続けます。

こんな状況で、ついに体外受精の当日を迎えます。

コメント