前回のおさらい
5回の人工授精で妊娠は叶わなかったみどり(妻)とサブボス(夫)。
人工授精で妊娠できる望みがあるのは6回目まで、というデータがあるので、
ついに体外受精へステップアップすることを決意。
2022年1月の出来事であった・・・
体外受精に踏み切るか?
体外受精は人工授精のときよりも女性の身体の負担が大きくなります。
採卵できる卵の数を増やすための注射をしたり、採卵したり、受精卵を身体に戻したり・・・と、男性には体験し得ない負担がかかります。
また、それに伴い通院回数が増えます。つまり、女性の方はそこでお仕事を休まないといけない必要が生じます。
人工授精のときは月に2~3回、それもAMだけとかだったのですが、5回や6回、かつ1日丸ごとの日も出てくるとなると会社側にも何かしら説明が必要か、と考えました。かつ、
そこまでして子供が欲しいか?
子供が生まれたら本当に幸せか?
そういったところまで一度引き返すことにしました。みどりさんとサブボスは連日話し合いました。
【課題】
金銭面、体調面、会社休むなどの社会面で負担が増えるが、そこまでして子供が欲しいか
【結論】
1.子供が生まれたら必ず幸せとは言わないけど、子供が欲しい。
自分たちの子供が成長する過程で得られる幸せは必ずあるはず。自分たちも成長できる。
2.金銭面は痛いけど、社会人として10年以上働いてきて、この日のために貯金してきたと考える。
3.会社は休みづらいけど、人生80年のうちの1~2年くらい休ませてもらったっていいじゃないか
仕事を優先したら、10年後に「やっぱりあのとき・・・」となる可能性の方が高い
会社にどう伝えるか?
結論は出ましたが、あとは会社にどう伝えるか。これは本当に悩みどころ。
文章を作成して、2人でシミュレーションして、文章を直して、またシミュレーションして・・・
これを繰り返し、ついにみどりさんが会社の上司へ伝えることができました。
上司は、その場では理解を示してくれたようですが、急に仕事の量が減ったわけでもなく相変わらず忙しい日々は続きました。でも、降ってくる仕事が少し減ったのかな?今まで振られていた仕事が他の人に振られているな、と感じる程度には減ったようです。
何より「伝えた」という事実があるので、治療の日に休みやすくなったことに変わりありません。
みどりさんの中で葛藤はあったようですが、体外受精に向けて準備を進めることができました。
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