前回のおさらい
人工授精が上手くいかず、すがるような思いで漢方を購入したみどり(妻)とサブボス(夫)。
そうこうしているうちに、あっという間に年末になるのだった・・・
聖夜決戦(1)
12月の人工授精は初旬に行い、結果は出ませんでした。
これが5回目。
人工授精で妊娠できるのは6回目までが多い、ということで次が最後か、今回が最後か・・・と考えていました。
すると次のタイミングは年末年始ということで、クリニックがちょうどお休み期間になってしましまいます。
仕方ないので、次の周期はタイミング法にして、年明けから体外受精にステップアップする、という方針を仮決めしました。
タイミング法はやっぱりタイミングが大事です。
みどりさんは「排卵日の3日前くらいからできるだけ多くタイミングをとることが大事らしい」と、ネットで情報を集めてきます。
排卵日が近づくと、どうやら排卵日は12/25くらいになりそう、ということでした。
難しいのは「排卵の日が確実に読めないこと」と、「できるだけ多くタイミングを取る」こと。
排卵してしまってからでは全て無に帰すので、排卵が早まってもいいように早め早めに動くことが大事です。ということは排卵が1日前の12/24になってもいいように計画を立てます。
サブボスは年齢も若くなく自信がないので1日空きを提案しましたが、みどりさんは却下。少しでも可能性上げるために毎日でしょ、と。
ということは3日前からだから、タイミングを取るのは12/22,23,24,25。
サブボスの年齢も若くないので、どうなるか・・・??
聖夜決戦(2)
12/22
タイミングを取ります。ここまではOK
12/23
連日のタイミングで、サブボスは出来なくなってしまいました。元気がありません。
愛とか性欲とかの問題でなく、出来ないのです。これは物理的に無理です。
35歳だし連日は難しいよね、これはもう仕方ないよね、明日に備えて寝た方がいいね・・・と思っていたら、なんとみどりさんが大爆発。
「ふざけるな、なんで出来ないんだ、出来るまでやるんだ!」と。
「サブボスは若くないし連日は難しいのだ」と話しますが納得しないみどりさん。
「昔は連日できただろ!」と。「だから昔と違って若くないから・・・」と言っても聞く耳を持ちません。
もう一度挑戦します。しかしそんな爆発された後、追いつめられるように挑戦しても余計できません。
みどりさんはさらに爆発します。
「お前のせいで私も不幸だ!お前が悪いんだ!!なんで私まで不幸にするんだ!!!」
そこまで言うか・・・
サブボスは情けなく泣き出します。必死に謝ります。謝って謝って謝ります。
みどりさんは
「は~(深いため息)私は仕事休んで病院行って検査して頑張ってるのに・・・」と、呆れ声で何か言ってますがサブボスは悲しすぎて何も聞こえません。
その後も1時間謝り続けます。
みどりさんは喧嘩のたびに繰り出すお得意の質問を投げてきます。
「時間の無駄だった。あーこの無駄な時間どうするの?」
サブボスの回答は決まっています。
「お互いの理解を深めるいい時間だった、また明日頑張ろう!」
・・・みどりさんはその後も怒り続けましたが、怒り疲れて、寝ることになりました。
はっきり言うと、不妊治療で一番つらい日でした。年齢も重ねていて連日タイミング取るのが難しい、と伝えてあったのにこうなっちゃうので、難しいものです。
まだ3日あります・・・
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