前回のおさらい
友人の結婚式の帰り、電車を乗り過ごしたサブボス(夫)はみどり(妻)の怒りを買ってしまった!
その翌週、ついにサブボスの初検査、つまり精液検査が行われるのだった・・・
初めての精液採取
血のブライダルの翌週の土曜日。ついに検査に行くことになりました。
検査といっても、Bレディースクリニックは、家でカップに精液を採取して持ち込むスタイル。
慣れた環境でできるというホームコートアドバンテージがある一方で、持っていく間に減ってしまうのではないかと心配になります。
しかし当時は病院で出すという行為が気が引けたので、家で出すスタイルで良かったと安心した思いでした。
前日、入念に予定を立てます。8:00に病院到着だから、7:00出発。6:10に採取すれば間に合うか・・・と意気込むサブボス。気合十分です。
そして迎えた当日朝6:00、予定通りノソノソと起き、ひとりで準備をします。
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容器に出すという慣れない行為のせいなのか、朝早いということが影響してるのか、緊張してなかなか出る気がしません。
しかしそこは気合いのサブボス。なんとか採取します。
なんか少ないか・・・?緊張したからこんなものかな・・?
と思いながら、カップにフタをし、名前を書き込みます。取り違えないよう、カップ側とフタ側両方に書きます。
その後みどりさんを起こし、接種終了を報告。出発する準備をします。
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よくある不妊治療の漫画とかでは、男性が「精液検査なんてプライドが許さない!」みたいなシーンあるんですけど、サブボスは特にそんなことはなかったですね。
まあ漫画は大体、
女性「子供欲しいから不妊治療しよう。」
男性「え~まだいいんじゃない?」
女性「年齢も年齢だし、一度だけあなたも検査してほしい!」
男性「プライドが許さないよ!」
みたいな安易なわかりやすいストーリーにしてるからでしょうけど。
検査結果
2人でBレディースクリニックへ。
受付でカップの入った紙袋を渡し、待合室にて待機します。
サブボスは謎の自信がありました。というより、初めて検査する男性は、大体の人が自信があるのではないでしょうか。まさか自分が調子よくないとは思わない、と思います。
自信に満ち溢れたサブボスは、TSUTAYAでレンタルしたドラゴンボール超の漫画を読みながら呼ばれるのを待ちますが、ドラゴンボールを読んでると、さらに自信に満ちてくるのが不思議です。
しかし、待ち時間が異常に長かったのが印象に残っています。
自信があったとか言いながら、どこか不安を抱えていたのかもしれません。
隣でみどりさんが、待ち時間が長いのが不安になる、とボソッと言っていたのも覚えています。
そうこうしていると、
「サブボスさ~ん」
よし、ようやく呼ばれました。ちゃちゃっと話を聞いて帰りましょう。
結果は残念・・・
初めての精液検査の結果を聞くサブボス。先生の表情が硬いか・・・?(あまり先生の顔見たことないけど)
「悪いです。ゼロじゃないけど」
えっっどういうことか?
先生の話を聞くと、
精液に含まれる精子濃度と運動率が低い、自然妊娠は諦めるレベルだと。
サブボスの結果は
精子濃度:800万/ml
運動率 :8~10%
一方、WHOの定める自然妊娠のための下限値が
精子濃度:1,500万個/ml
運動率 :40%
※2021年に改定になってそれぞれ1,400万、42%に変更になったようです。
圧倒的に悪いサブボスの精液。
どう反応していいかわからず、軽く笑い出してしまうサブボス。
困ったときは笑うんや!とばかりに現実から逃げ出します。
(この時みどりさんが険しい表情になっていることにサブボスは気づきません)
今後どうすればいいか先生に尋ねると、
Bレディースクリニックでは男性不妊の治療をしてないから、C泌尿器科に行くよう勧められます。
そのうえで人工授精、体外受精しようと思ったらまた来てください、とのこと。
なるほど、わかりました~と軽く返事をし、翌週紹介状を取りに来ることを受付の方に言われ帰路に着きます・・・
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